県立入試に向けて受験生のほとんどが受験される下野模擬試験。
ここでは、その下野模試について説明致します。
下野模試とは
下野模試は、下野新聞社が主催する中学生向けの模擬試験です。
対象は主に中学3年生ですが、1,2年生対象の試験も年に数回実施されます。
中学3年生・・・6月、8月、10月、11月、12月、1月実施(2020年度)
中学2年生・・・8月、3月実施(2020年度)
中学1年生・・・3月実施(2020年度)
3年生対象の下野模試は、志望校を4校記入することができ、
点数だけでなく高校への志望者内での順位や平均、
過去に合格された方の平均偏差値などの情報が得られる。
受験会場は、中央会場として県内数か所の私立高校などが設定され、その他県内学習塾の多くが受験会場となります。
自宅近くの学習塾で受験される場合は、外部生も受験可能かご確認ください。
有備ゼミナールでは、外部生の下野模試の受検は可能です。
下野模試の受験料は、学習塾で受験される場合3,900円(2020年度)
中央会場で受験される場合は、結果の郵送料などが加わるので少し高くなります。
(2020年度は、コロナの影響で特例として自宅での受験が可能な回もありました)
受験後約2週間で結果が返ってきます。
下野模試の意義①
下野模試の受験には、志望校判定と自身の弱点発見という2つの意味があります。
1つ目の志望校判定は、自身が希望する高校に対しどのくらい学力が到達しているか確認するものです。
安全圏、可能圏、努力圏と判定され、受験校決定の大きな一因となります。
安全圏を取れることが理想ですが、可能圏でも合格できる可能性はあります。
努力圏ですと現実的に合格は厳しくなってしまいますので、
志望校の変更やこれまで以上の努力が求められます。
下野模試の意義②
下野模試を受験されると、どうしても志望校判定にのみ目が行ってしまいがちですが、2つ目の弱点発見もとても大切です。
下野模試は、栃木県立入試を念頭に作成されています。
問題形式はもちろん、難易度も県立入試に合わせています。
よって、出題範囲のその時点での理解度を見ることが可能です。
各単元の自身の理解度を確認し、どのくらい理解しているか。
もう一度復習しなければならないか。などが確認できます。
県立入試には中学3年間の学習内容が満遍なく出題されます。
そうなると3年生はその分の内容を学習しなければなりません。
膨大な学習内容を整理し、苦手分野を重点的に学習するためにも、
自身の弱点分野の発見は必須となります。
そこで下野模試を利用するのです。
出来なかった問題を出来るようにすることで点数は上がっていきますので、
下野模試を活用しましょう。
下野模試は継続して受験することが大切
下野模試は自身の過去の受験結果も載っていますので、
学力がどのように推移しているかも確認できます。
前回からの伸びを見ることができますので、どの科目に力を入れるべきかもわかります。
受験勉強は長丁場となります。1,2回の受験では分からないことも多いので、
8月から12月までは継続的に受験されることをお勧めします。