脳の仕組みを理解することで記憶を効率よく定着させられます。定着させる方法を実践して、学習効果を高めてみてください。
人の脳は忘れやすい
人の記憶と時間の流れについて示したものに「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。
これはドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス氏が、意味を持たない3つのアルファベットを覚えさせた後一定の時間をおいて再学習させ、その際、覚えるまでに最初に学習した時間の何パーセントが節約できたかを研究した結果になります。
この結果から、人間は1日の間に急激な忘却が起こることがわかりました。それを理解した上でいかに上手く記憶を定着させるかということが大切です。
「DWMシステム」を活用
一度に大量のことを覚えるよりも、分けて少しずつ覚えるほうが記憶の定着率は高いです。これは暗記物、文章理解、技能習得など、あらゆるジャンル(科目)に当てはまることが分かっています。
学習においても間隔を次第に広げて行う方が効果的だと言われています。そのやり方としてシンプルな方法が「DWMシステム」でDay-Week-Monthの略になります。
1日後、1週間後、1ヵ月後という風に学習することで、記憶を効率よく定着させられます。少し手間はかかってしまいますが、学習・復習した日付をカレンダーなどに記載しておけば、次回の学習・復習タイミングが分かります。
インプットとアウトプットの繰り返しが大切
物事を記憶する時にひたすら覚えてインプットするほうが、知識が頭に入ってくるので効率が良いように思いますが、その方法だけでは記憶の定着率は低くなってしまいます。記憶はインプットとアウトプットを繰り返すことで定着が良くなります。
例えば、学習と確認テストの繰り返し(インプット・アウトプット両方あり)を行うと、脳に「この情報はこんなにも多用され重要性があるのか」と認識させることができるからです。またアウトプットを習慣的に行っていることで、大事なテストの時にも答えが出やすくなります。
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